抗TNF-a抗体製剤で治療されている乾癬患者において、その治療効果とTHP-1細胞をベースとしたIL-8レポーター細胞を用いて測定された患者血清中のTNF-a中和活性の間に有意な相関が認められ有用な試験系であることを見出した。また、患者血清中の抗TNF-a中和活性がELISAで測定した血清中の抗TNF-a抗体製剤の濃度と相関した。一方、ヒトT細胞JurkatをベースとしたIL-2レポーター細胞においてJAK阻害剤等の種々の薬剤によりIL-2レポーター活性の抑制が認められ、各種のレポーター細胞を用いることにより今後様々な薬剤の治療効果を類推できる可能性が示唆された。
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