Diacylglycerol kinase (DGK)は様々なシグナル伝達系の活性を制御する。我々は、メラノサイトにおけるDGKの発現を検討し、DGKの活性がメラニン合成に重要な役割を担うことを明らかにしてきた。今回DGK阻害剤が、メラノソーム構成蛋白質であるPMEL17のプロセッシングを調節し、メラノソーム内の線維構造に変化をきたすことを明らかにした。またPMEL17 の切断に関わるプロテアーゼとして報告されているBACE2の発現が低下することを明らかにした。さらにDGKの下流のシグナルを解析しメラノジェネシスに関わるシグナル伝達分子を同定した。
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