研究成果の概要 |
DAのチロシナーゼ酸化により得られたドーパミンキノン(DAQ)とDPRA(Cys),BSA,β-ラクトグロブリン(β-LG)を反応させた。DAとDPRAとの反応後,6M-HClで水解すると,5-S-システイニルドーパミンが得られた。チロシナーゼ以外の酸化剤としてFeイオン,Cuイオンを用いたところ,Cuイオンの方が二倍程反応速度が速かった。DA-β-LG結合体の反応スペクトルは,DA-BSAよりも早く進行した。この結果,タンパク結合型DAの酸化反応は,タンパク質によって異なることがわかった。また,これらのDA-システイニル誘導体はpro-oxidant活性を有することがわかった。
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