性同一性障害の病態解明に向けて、性同一性障害患者の全ゲノムを包括的に探索することで性同一性障害に関与する分子を発見することを目指した。 性同一性障害患者のうちfemale-to-male(FTM)206 例についてジャポニカアレイ(TOSHIBA社)を用いてジェノタイピングを行い、ToMMo ジャポニカアレイ1557検体をコントロール、FTM199検体をケースとして全ゲノム解析を行った。解析の結果、ゲノムワイド有意水準5×10-8以上の関連を持つ変異は検出されなかったが、今後より多くの検体で結果を確認する必要がある。
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