研究課題/領域番号 |
15K09835
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
小原 知之 九州大学, 医学研究院, 助教 (20623630)
|
研究分担者 |
吉田 大悟 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (10596828)
二宮 利治 九州大学, 大学病院, 助教 (30571765)
神庭 重信 九州大学, 医学研究院, 教授 (50195187)
清原 裕 九州大学, 医学研究院, 教授 (80161602)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
キーワード | 認知症 / アルツハイマー型認知症 / 血管性認知症 / 有病率 / 発症率 / 予後 / 危険因子 |
研究成果の概要 |
福岡県久山町で65歳以上の高齢住民を対象に1985年から2012年にかけて実施された認知症有病率調査の成績を比較した結果、認知症、とくにアルツハイマー型認知症(AD)の有病率は人口の高齢化を超えて有意に増加していた。追跡調査の成績を用いて認知症有病率が急増した要因を検討すると、人口の急速な高齢化に加えて、認知症、とくにADの発症率が時代とともに有意に上昇したうえ、認知症患者の生命予後が有意に改善したことが密接に関連していた。危険因子の検討では、歯の喪失は認知症発症の有意な危険因子であった。また、家庭血圧の日間変動の増大に伴い、認知症、AD、および血管性認知症の発症リスクは有意に上昇した。
|
自由記述の分野 |
疫学
|