研究課題
基盤研究(C)
本研究では、地域在住の要介護高齢者の家族介護者のうち、在宅介護を継続している者における抑うつ症状についての経時的な検討を行った。その結果、抑うつ症状の程度には経時的は変化がみられないことが明らかになった。また、ベースライン時における家族介護者の主観的健康状態が、介護者の抑うつ症状の発症の関連要因と考えられた。また、抑うつ維持群の家族介護者においては、軽快群に比して嫁の割合が有意に高く、家族介護者に対して知人・友人からの支援がない者の割合が高い傾向が認められた。
社会精神医学、公衆衛生学