研究課題/領域番号 |
15K09868
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
光安 博志 九州大学, 大学病院, 特別教員 (00533176)
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研究分担者 |
川嵜 弘詔 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (50224762)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | リエゾン精神医学 / 生体肝移植 |
研究実績の概要 |
I.後方視的研究 本研究の実施のために、九州大学の臨床研究倫理委員会において承認を得た。H27年度は生活の質(QOL)アンケート(SF-36)、不安・抑うつの質問票(HADS)、ソーシャルサポートのアンケート(Duke Social Support Index 日本語版 (DSSI-J))、人格検査(NEO-FFI)、ドナー移植アンケート(DuBayら作成)(ドナーのみ)、AUDIT(レシピエントのみ)の各種心理検査、アンケートの書類を準備した段階であり、対象者への依頼はまだ開始していない。 Ⅱ.前方視的研究 本研究の実施のために、九州大学の臨床研究倫理委員会において承認を得た。新たに生体肝移植の手術の予定が確定しているレシピエントおよびドナーに対して説明を行った。そのうち同意が得られた対象者に対して、術前に以下の調査を実施した。①面談(臨床情報)、②ソーシャルサポートのアンケート、③生活の質(QOL)アンケート(SF-36)、④不安・抑うつの質問票(HADS)、⑤ソーシャルサポートのアンケート(Duke Social Support Index 日本語版 (DSSI-J))、⑥人格検査(NEO-FFI)、⑦ドナー移植アンケート(DuBayら作成)(ドナーのみ)、⑧AUDIT(レシピエントのみ)。研究の対象者候補12名に術前に研究の説明を行い、10名から同意を得た。10名に対して術前に上記の調査①~⑧を施行した。計画では、術後3ヶ月、6か月、12ヶ月、24か月の時点で上記の②、③、④、⑤、⑦または⑧を実施する予定である。平成27年度内では該当する対象者はいなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
I.後方視的研究 H27年度はまだ対象者への研究協力の依頼を実施開始していない。 Ⅱ.前方視的研究研究 調査が開始されており、対象者の導入もできており、目的のデータを集積することが進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
I.後方視的研究 移植後のドナーおよびレシピエントへの研究の協力の依頼を行い、アンケート、心理検査類の送付、回収を進めていく。 Ⅱ.前方視的研究 現在の研究方法を継続する。
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次年度使用額が生じた理由 |
(1)研究計画で予定している対象者数よりも、実際に参加した対象者数が少なかった。特に後方視的研究の活動の開始が遅延したため。(2)予定していた心理検査(SCL-90-R精神症状評価尺度(symptom check list-90-revised))の使用を中止したので使用料の支出がなくなった。
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次年度使用額の使用計画 |
研究の対象者を増やすこと(謝礼の使用、心理検査用紙の使用、その他)、および、研究分担者を1名追加して旅費、備品(パソコン等)、その他の使用を予定する。
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