研究課題/領域番号 |
15K09875
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
藤澤 大介 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (30327639)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | マインドフルネス認知療法 / サイコオンコロジー / がん |
研究実績の概要 |
この研究は、慶應義塾大学病院において、stage I-III の外来乳がん患者を対象に、毎週1 回120 分×8 回のマインドフルネスに基づく集団認知行動療法の無作為対照試験を実施し、標準化された評価尺度を用いてQOL、精神症状(うつ・不安)、身体症状に対する効果を検証するものである。パイロット試験の結果を参考に、サンプルサイズは介入群・対照群合計88例と見込み、3 年間かけて実施する計画である。 2015年度は、施設倫理委員会の承認を得て、対象者のリクルートと介入・評価を開始した。2016年3月現在、約50例が登録され、現在も介入と評価を継続中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
3年間の研究計画であり、目標登録症例数88例中50例の登録ができている。
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今後の研究の推進方策 |
3年間の研究計画の2年目である2016年度は症例の登録を完了する予定である。 2017年度に症例の観察期間を終了し、解析を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究遂行のための人件費を計上していたが、2015年度は無償で助力いただける医療関係者が想定外にできたおかげで、人件費を削減できた。
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次年度使用額の使用計画 |
研究の運営、ならびに、症例のリクルートのためのさらなる人員確保が必要であり、そのための人件費として使用する。
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