研究課題/領域番号 |
15K09876
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
水野 雅文 東邦大学, 医学部, 教授 (80245589)
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研究分担者 |
辻野 尚久 東邦大学, 医学部, 講師 (00459778)
根本 隆洋 東邦大学, 医学部, 准教授 (20296693)
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研究協力者 |
井上 直美
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 精神病発症危険状態 / 精神病発症超ハイリスク / 移行例・非移行例 / ロールシャッハ検査 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、精神病発症危険状態(ARMS)にある思春期青年期の患者の病態変化を前方視的に追跡し、精神病への移行例と非移行例とを、より早期に判別するのに有用な症候を見出すことであった。18名のARMS患者のうち、2年間の追跡期間中に4名が精神病へと移行した。4名のベースラインのロールシャッハ・データより、知覚した情報の統合処理が、取り込み過剰な群(サブタイプ1)と、取り込み不足で漠然とした形態にしか認知できない群(サブタイプ2)とに分けられた。前者の認知特性は従来、統合失調症に特有とされてきたものであるが、後者は本研究により新たに見出された、顕在発症へ至るARMSの認知処理特性と言える。
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自由記述の分野 |
精神医学
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