研究課題
向精神薬の薬物療法を受ける必要のある妊婦が精神科医師と意見を共有しながら治療選択するシェアードデシジョンモデルに基づく意思決定支援システムシステムのプログラムの効果検証のための無作為化比較対照試験を平成27年度に続き実施した。平成28年度は22人の参加者から同意を得た。現時点で介入プログラムに関連した有害事象は発生していない。また、シェアードデシジョンモデルに基づく意思決定支援システム実施のための、精神科医・保健師・産科医・助産師などのための手引きを出版した。また、本プログラムの内容を厚生労働省子どもの心の診療拠点病院事業の母子保健メンタルケア指導者研修会の研修プログラムの中に取り入れ、均てん化を図った。平成29年度も引き続き無作為化比較対照試験を実施し、解析を行い、プログラムの効果を検証する予定である。
2: おおむね順調に進展している
現在、無作為化比較対照試験を実施中であり、平成29年度に予定していたサンプル数に達する予定である。
平成29年度に無作為化比較対照試験を完了し、解析を行い、向精神薬の薬物療法を受ける必要のある妊婦が精神科医師と意見を共有しながら治療選択するシェアードデシジョンモデルに基づく意思決定支援システムシステムのプログラムの無作為化比較対照試験の効果検証を行う。また、本プログラムの内容を厚生労働省子どもの心の診療拠点病院事業の母子保健メンタルケア指導者研修会などの研修会の中に取り入れ、プログラムの均てん化を図っていく。
今年度の所要額は、無作為化比較対照試験の実施にかかる諸費用が主であり、支出額が予定よりも少額で済んだため。
平成29年度の無作為化比較対照試験実施についての費用及び、プログラムの均てん化のための経費に使用予定である。
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精神科治療学
巻: 印刷中 ページ: 印刷中
日本周産期メンタルヘルス学会(編)、周産期メンタルヘルス コンセンサスガイド2017
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月刊「精神科」
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10.1186/s12888-016-1031-2