研究課題
基盤研究(C)
頚動脈プラークは脳梗塞や一過性脳虚血疾患の原因であり、その脆弱性の予測を正確に推定できれば最適な治療法の選択に役立つ。PETとMRを同時に収集することのできるPET/MRハイブリッド装置を用いて、PETとMRの高空間分解能画像の取得を試みた。FDG-PET画像では頚動脈壁と内腔の集積の完全な分別は困難であった。MR心電図同期撮像による壁運動の動画像では、高空間分解能画像では信号強度が弱く壁全周でのボクセルトラッキングが不可能であった。またストレイン解析に必要な壁の移動量を検知することができなかった。今後は、デジタルPETによるさらなる高空間分解能撮像とMR動画の高精度化が必要であると思われた。
放射線医学 画像診断