Perfusion CT imaging(PCT)により、組織の血流情報の画像化と定量化が可能となる。PCTが頭頸部癌の診断や頭頸部癌患者に対する化学放射線療法の効果や予後予測において有効な画像診断法と成り得るかを評価した。診断においては、PCTは、原発巣の浸潤範囲の評価に優れ、さらに転移リンパ節の診断に定量評価の有効性が示された。治療効果の予測に関しては、治療前の原発巣のBFとBV値、および治療開始後3週間目でのBFとBV値の変化率に、治療後の原発巣のRECIST判定および腫瘍縮小率と有意な相関が認められた。
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