3D-T1強調像と拡散テンソル像の両方を用いてグラフ理論を用いた複雑ネットワーク解析を行った。複雑ネットワーク解析では最初に全脳に関心領域を設定し拡散テンソルトラクトグラフィーを行うことで関心領域間の結合の強さを計量し、関心領域間の結合の強さをグラフ理論を用いて解析し脳全体を1つの複雑ネットワークとみなして、疾患特異的なネットワーク特性があるか検討した。ネットワーク特性の解析と並行してq-space imaging(QSI)による脳微細構造の検討も行った。QSIによる検討では中性脂肪が高いほど半値幅;full width at half maximum(dFWH)が優位に上昇していた。
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