研究課題
本研究は肝がん治療において広く普及しているラジオ波焼灼術(RFA)で新たに開発したシミュレーターシステムを用いた安全で効果的な穿刺焼灼方法を確立することにある。平成27年度はシミュレーターソフトを開発し、特にバイポーラ型電極を用いたRFAシステムにより穿刺をphantom内で行い精度検証実験を行い、治療法を確立することを行った。超音波ガイド下に2本または3本の電極を穿刺しCT撮影を行った。シミュレーターで表示されている電極間の位置関係と、CTで撮影し3次元画像構築した電極の位置関係を比較することで精度実験を施行した。これらの相関は極めて高く、臨床例において充分活用可能であることを証明した。
2: おおむね順調に進展している
新規ソフトの開発とその正確性を検証し、臨床使用可能な状況に進んでいることから順調であると判断しております。
臨床例において使用し、検証を重ねたい。
予定よりも新規シミュレーションソフトの開発が順調に進み、初期投資額が予想を下回ったため、次年度使用額が生じた。
臨床例で症例数を増加させシミュレーションソフトのランニングコスト等に充てていく予定である。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 産業財産権 (1件)
PLoS One
巻: 11 ページ: e0148298
10.1371/journal.pone.0148298.
Journal of Medical Ultrasonics
巻: 42 ページ: 185-193
10.1007/s10396-014-0598-9.