研究課題/領域番号 |
15K09961
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
吉田 素平 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (60380218)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | リンパ節転移 / 金属磁性体 |
研究実績の概要 |
ヒト胃癌細胞株NCI-N87(HER2過剰発現)をヌードマウスの盲腸腸間膜側の漿膜下に移植してリンパ節転移モデルを作成したが、転移を生じた個体がなく、モデルの確立には至らなかった。そのため、細胞株をMKN45に変更して再度同条件でモデルを作成したが、やはりモデルの確立には至らなかった。さらに細胞株をDLD-1(ヒト大腸癌細胞株)に変更してモデル作成を施行したところ、数匹で転移が認められた。現在これを使用し、磁性体を注入してリンパ節への移行を確認している段階である。また、モデルの安定供給を行うため、他の細胞株の使用も含めて検討を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
モデルの確立にある程度のめどが立ったが、供給が安定せず、十分な実験ができていない状態である。ただし、数は少ないものの、次の投与実験に移行しており、モデルの安定供給にめどが立てば軌道に乗ると考えている。
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今後の研究の推進方策 |
まずはモデルの安定供給をめざす。その後、磁性体投与後の動体の解析を行う。具体的には摘出したリンパ節に対してベルリンブルー染色を行い、金属磁性体のリンパ節への移行の照明を行う。十分な移行が確認されれば、実際に誘導加熱を行い、抗腫瘍効果を確認する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
モデルの確立が遅れ、当初予定していた実験が十分に遂行できなかったため。今年度はモデルの確立にある程度のめどが立ったため、昨年度予定していた実験を至急行う予定であり、その必要経費に充足する予定である。
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