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2017 年度 実績報告書

乳糜胸水に対する経皮的胸管塞栓術の基礎的検討:実験動物モデルの確立と安全性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 15K09971
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

井上 政則  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (30338157)

研究分担者 小野澤 志郎  帝京大学, 医学部, 講師 (10544398)
中塚 誠之  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (50188984)
陣崎 雅弘  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (80216259)
米虫 敦  関西医科大学, 医学部, 講師 (80360254)
屋代 英樹  慶應義塾大学, 医学部, 共同研究員 (90327643)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード乳び胸水 / 胸管塞栓
研究実績の概要

本年度は1)胸管塞栓後の塞栓物質による再開通の違い 2)塞栓後の消化管への影響についての検討を行った.既に前年度までに,豚を用いた胸管塞栓の方法は確立しているため,この方法に準じて行った.
実験方法:初回:全身麻酔下に豚を開腹して,腸骨リンパ節からリンパ管造影を行った.透視下に描出された腹部乳び槽を21GのPTBD針にて穿刺を行い,マイクロカテーテルを胸管内に誘導した.胸管造影を行った後に,1頭はファイバー付き金属コイル,1頭はNBCAにて胸部から乳び槽までの塞栓を行った.その後閉腹して,5日間飼育を行った.
二回目:5日後に,全身麻酔下に豚を開腹.前回と反対側の腸骨リンパ節からリンパ管造影を行った.その後胸管を剖出して,塞栓状態の確認を行った.空腸と回腸を部分的に摘出してホルマリン固定を行った.その後,病理所見の検討を行った.
結果:1)いずれの豚でも胸管は良好に塞栓されていた.いずれの塞栓物質でも塞栓物質間の胸管内は組織液がゼリー状に固まった状態であった.2)空腸,回腸の切除検体のパラフィン固定を行い,H -E 染色にて腸管粘膜の状態,細胞核の消失の有無,既存構造の破壊の有無,について病理学的検討を行ったが,特に異常は見られなかった.

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公開日: 2018-12-17  

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