研究課題/領域番号 |
15K09972
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
汲田 伸一郎 日本医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70234523)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | PET |
研究実績の概要 |
当院健診医療センターにおいて13N-アンモニア心筋血流PET検査を月2例のペースで施行している。アデノシン負荷開始3分後に13N-アンモニアを投与し、Dynamicデータ(10分間)より安静時・負荷時の局所心筋血流量を算出している。さらに本科研費にて導入したPET検査用心機能解析ソフトを用い左室機能解析の算出も行っている。SPECT検査においても同意を得られた症例に限り、心筋血流定量を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ほぼ計画通りに、PET装置および半導体SPECT装置を用いた虚血心を対象とした心筋血流定量が行われている。
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今後の研究の推進方策 |
次のステップとしては、症例数をある程度まで蓄積した時点で、SPECT検査より算出された安静時・薬剤負荷時の心筋血流量およびMFR(SPECT)とPET検査にて算出された心筋血流量およびMFR(PET)との比較検討を行うSPECT検査における負荷時心筋血流量が、PET検査にて算出された値に比し低く算出されている傾向がある場合には、算出値の補正法を検討・考案する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
サイクロトロンの使用枠により数回の心臓PET検査が行えなかったため、消耗品費が予定より下回ったため。
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次年度使用額の使用計画 |
初年度検査予定例におけるPET未施行症例は、次年度に検査を施行する予定。
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