研究課題
基盤研究(C)
当研究所で開発した新規TSPOリガンド18F-FEBMPは高い脳移行性、ターゲットへの親和性を示し、霊長類マカクザルにおいて、その遅い脳内動態から、TSPOを鋭敏に検出することができなかったが、従来のリガンドである11C-PK11195、11C-Ac5216より高い感度でタウオパチーマウスモデル、キノリン酸傷害マーモセットモデルにおいて、活性化ミクログリアに発現誘導されたTSPOを検出できた。従って、齧歯類とマーモセットを用いる前臨床研究には18F-FEBMPが大きな威力を発揮できる。
核医学、神経病理学