研究課題
平成27年度、平成28年度から引き続き、腹部~骨盤部への放射線治療を行った膵癌・直腸癌・子宮頸癌・前立腺癌などの合計で約300名の患者より血液を採取し、血漿やリンパ球などの資料を分離採取した。またDNA-PK活性測定、放射線誘発ガンマH2AXフォーカス測定、mRNA/miRNA発現解析に必要なサンプルの分離調整を行った。ここまでの研究概要と研究成果について、平成27年度は平成27年5月の第15回International congress of radiation research学会、11月の日本放射線腫瘍学会、平成28年3月のQuantum Medicine研究会、制癌剤適応研究会などで発表した。平成28年度は平成28年7月の日本放射線腫瘍学会生物部会、10月の日本医学放射線学会北日本地方会、11月の日本放射線腫瘍学会、平成29年2月のQuantum Medicine研究会などで発表した。平成29年度は平成29年6月の日本放射線腫瘍学会生物部会、平成29年10月の日本癌治療学会、平成30年2月のQuantum Medicine研究会などで発表した。前立腺癌患者のリンパ球DNA-PK活性を測定する事で、PSA再発を起こしやすい患者群を同定でき、またDNA-PK活性が低いと晩期の尿路有害事象を起こしやすい事を報告した。これらの研究は「Journal of Radiation Research」誌に受理、掲載された。また、前立腺癌患者の放射線治療による急性期消化器および尿路有害事象の、mRNA/miRNAを用いた予測法の開発について、「Japanese Journal of Clinical Oncology」誌に受理、掲載された。
すべて 2018 2017
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 2件)
Jpn J Clin Oncol.
巻: 48 ページ: 167-174
10.1093/jjco/hyx181.
Strahlenther Onkol.
巻: 193 ページ: 29-37
10.1007/s00066-016-1023-7
J Radiat Res.
巻: 58 ページ: 225-231
10.1093/jrr/rrw099
Ultrasonography.
巻: 36 ページ: 260-269
10.14366/usg.16039.
Med Mol Morphol.
巻: 50 ページ: 25-33
10.1007/s00795-016-0144-5.
International Journal of Medical Physics, Clinical Engineering and Radiation Oncology
巻: 6 ページ: 1-15
10.4236/ijmpcero.2017.64032