研究課題/領域番号 |
15K10039
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
剣持 敬 藤田医科大学, 医学部, 教授 (50215133)
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研究分担者 |
長谷川 みどり 藤田医科大学, 医学部, 教授 (40298518)
日下 守 藤田医科大学, 医学部, 教授 (40309141)
會田 直弘 藤田医科大学, 医学部, 講師 (40750500)
伊藤 泰平 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (60509701)
外山 宏 藤田医科大学, 医学部, 教授 (90247643)
市原 隆 藤田医科大学, 保健学研究科, 教授 (90527748)
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研究協力者 |
明石 優美
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 生体腎移植 / ドナー / レシピエント / 分腎機能 / ダイナミックCT / イヌリンクリアランス |
研究成果の概要 |
生体腎移植医療において,ドナー安全性確保は最重要課題である.今回,生体腎ドナーの終生の腎機能維持を目的とし,造影CTを用いて生体腎ドナー分腎機能の評価を行った. 造影CTにより算出したCT-GFRはイヌリンクリアランス法で求めたGFRと有意に相関し,正確な腎機能評価が可能であると考えられた.また,提供する腎のCT-GFR(分腎機能)は,レシピエントの移植後3か月のeGFRと有意に相関した.すなわち移植前にレシピエントの腎機能の予測が可能であった.
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自由記述の分野 |
臓器移植学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体腎移植の実施において,ドナーの安全性確保は最重要事項である.長期のドナー安全性確保には終生の腎機能維持が必須であり,術前の正確な分腎機能の評価が必要である.本研究結果は,ドナーの分腎機能を正確に評価し,提供腎の決定に極めて有効な情報を提供できる.また術前に評価したCT-GFRにより,レレシピエントの移植後の腎機能を予測できることがわかった.このことは,移植前にレシピエントにどのくらいの腎機能になるかの情報提供ができるのみでなく,移植後の腎機能の低下の原因追及に有効であり,腎移植医療において極めて有用である.
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