研究課題/領域番号 |
15K10090
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
尾山 勝信 金沢大学, 大学病院, 助教 (70460350)
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研究分担者 |
伏田 幸夫 金沢大学, 医学系, 准教授 (10301194)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 食道発癌 / 炎症発癌 / Lipoxygenase |
研究実績の概要 |
消化液逆流による慢性炎症は食道癌発生のおおきな要因である。申請者らは、これまでラットを用いて逆流性食道炎発癌モデルを手術的に作成し、発癌機序と薬剤・手術介入による発癌予防を明らかにしてきた。消化液逆流による慢性炎症は食道癌発生のおおきな要因である。過剰な炎症反応を制御することが食道発癌の抑制につながると考えられる。炎症に関与する種々のメディエーターのなかでも中心的役割をはたすアラキドン酸カスケードの一つであるLOX経路の関与を解明することを目的として研究を計画した。 初年度である当該年度にはラット消化液逆流モデルの作成を計画していたが、試験薬である5-LOX阻害剤の購入に時間を要したため、モデルの作成に遅延が生じた。ラットモデル作成手術は手技的には確立しており、実験者はこれまで多くのモデルを作成してきた経験もある。早々にモデルを作成し、計画の遅延を取り戻す予定である。今年度は、モデルの作成と並行してLOX阻害剤投与の効果を検討する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
試験薬である5-LOX阻害剤の購入に時間を要したため、モデルの作成に遅延が生じた。
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今後の研究の推進方策 |
早々にモデルを作成し、計画の遅延を取り戻す予定である。今年度は、モデルの作成と並行してLOX阻害剤投与の効果を検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
実験の若干の遅延に伴い予算計画に変更が生じたため。
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次年度使用額の使用計画 |
次年度は実験の遅延を取り戻す予定であり、予算は使用します。
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