消化器癌幹細胞のROS産生能と化学・放射線療法感受性に関する基礎研究と臨床応用

2017 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 15K10107
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 消化器外科学
• 研究機関: 鹿児島大学
• 研究代表者: 奥村 浩 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (10398282)
• 研究分担者: 盛 真一郎 鹿児島大学, 医歯学域附属病院, 助教 (00620519) ; 内門 泰斗 鹿児島大学, 医歯学域附属病院, 特任准教授 (30464465) ; 喜多 芳昭 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, その他(移行) (30570692) ; 夏越 祥次 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (70237577) ; 石神 純也 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (90325803)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• キーワード: 消化器癌 / 化学放射線療法 / 化学療法 / 幹細胞 / 活性酸素

研究成果の概要

術前化学放射線療法を受けた食道扁平上皮癌症例の治療開始前組織生検標本を用いて，７種類のバイオマーカー候補蛋白(P53，CDC25B，14-3-3sigma，P53R2，ERCC１，Gli1，Nrf2) の発現と治療効果、予後の関連を検討した． P53(-)，P53R2(-)，ERCC1(-)が組織学的効果と有意に関連し，そのうち2～ 3種類の蛋白発現が陰性である群の奏効率は100%で，有意な独立予後因子であった．ESCCの治療前生検組織標本におけるP53，P53R2，ERCC1の発現陰性群は，術前化学放射線療法症例の良好な効果および生存率の予測因子になる可能性がある．

自由記述の分野

医歯薬学