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2015 年度 実施状況報告書

食道癌に対するGSTP1タンパク発現を指標とした新規個別化治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K10111
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

藤原 斉  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20332950)

研究分担者 小西 博貴  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00448739)
大辻 英吾  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20244600)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード食道癌 / GSTP1 / 化学療法感受性
研究実績の概要

食道癌組織や生検検体におけるGSTP1タンパク発現を用いた、新たな化学療法感受性指標の確立と臨床応用を目標に研究を進行中である。
術前化学療法を施行しなかった食道癌の、術前生検検体におけるGSTP1タンパク発現を免疫染色で評価し、切除標本における発現との相関を検討した。この結果、生検検体における免疫染色でのGSTP1タンパク発現の評価は可能である事が確認できた。
組織標本でのタンパク発現との相関については、組織で発現の低い症例に関しては比較的高率に生検検体でも発現低下が確認できるものの、組織での発現が高い場合に生検検体では発現の確認ができない症例が存在し、これが組織におけるheterogenityの影響か手技上の影響によるものかについて現在検討中である。
また術前化学療法を施行した症例の切除組織検体についても免疫染色を施行し、臨床病理学的因子や予後、化学療法の組織学的効果判定などとの相関について検討中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本年度に予定していた免疫染色による評価を進行中である。特に生検検体における評価の解釈や生検サンプルの集積にやや難渋しており、さらなる時間を要することが予想されるものの、術前化学療法を施行した症例の免疫染色結果の解析が終了後に、細胞株などを用いた実験を予定しており、現在並行して準備中である。

今後の研究の推進方策

引き続き生検検体の集積並びに免疫染色による評価を続行予定である。術前化学療法を施行した症例における免疫染色結果の解析後に、この結果を受けて細胞株における検討内容を再度検討し、GSTP1発現に関わる分子機構と化学療法感受性との関連を検討予定である。

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公開日: 2017-01-06  

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