研究課題
先行研究から胃癌術後予後予測マーカーとして同定されたp65およびJNKについて、多施設共同後ろ向き研究を開始した。東北・北海道地区14施設より654例の胃癌FFPE検体を登録し、組織マイクロアレイを作成する。さらに腫瘍からDNAを抽出し、p65と協調して作用するTP53遺伝子コドン72の多型について検討を加える。症例登録、マイクロアレイ作製、DNA抽出およびジェノタイピングは順調に進んでいる。免疫染色は、予定していた抗体の供給がメーカーの都合で中止となったことで、やや困難が予想されるが現在代替抗体にて検証を継続している。免疫染色およびジェノタイピングの結果から、今後臨床統計学的解析を進める。
2: おおむね順調に進展している
症例集積、組織マイクロアレイ作製、DNA抽出は完了した。TP53のジェノタイピングも概ね終了し、今後は臨床統計学的な解析が中心となる。免疫染色で予定していた抗体が入手できなくなった点については、代替抗体にて検証中である。
臨床統計学的解析を進める。抗体については、該当部分のプロトコル見直しを含め慎重に検討する。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 2件、 査読あり 5件、 謝辞記載あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)
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