研究実績の概要 |
平成28年度は、ヒト食道扁平上皮癌由来細胞株(TE-1, TE-4, TE-5, TE-6, TE-8, TE-9, TE-10)を用いてがんの浸潤・転移にかかわる上皮間葉転換関(Epithelial mesenchymal transition:EMT)連遺伝子EMMPRIN/CD147, MCT-1, MMP-9の発現量をウェスタンブロットで測定した。その結果、細胞株によるEMT関連遺伝子の発現の差異が確認された。本年度は、細胞増殖能アッセイとスクラッチアッセイを行い、MMP-9の発現量をELISAで計測した。その結果、ヒト食道扁平上皮癌由来細胞株の中で細胞浸潤と細胞増殖の能力、MMP-9の発現量が高いのはTE-1であることがわかった。そこで、TE-1細胞のmiRNA 網羅解析を行った。
|