研究成果の概要 |
本研究では、食道癌患者の食道癌細胞におけるMMP-9の発現に着目した。食道癌食道扁平上皮癌におけるMMP-9,CD147,MCT-1と臨床病理学因子との関連性を調べた。その結果、MMP-9,CD147,MCT-1の発現は、癌の浸潤、リンパ節転移及び病期、生存率に関わり、特に共発現は予後低下を示すものと考えられた。また、ヒト食道扁平上皮癌由来細胞株を用いて細胞増殖能の検討、MMP-9の発現量をELISAで計測した。その結果、ヒト食道扁平上皮癌由来細胞 株の中で細胞浸潤と細胞増殖の能力、MMP-9の発現量が最も高いのはTE-1であることが明らかになり、TE-1細胞のmiRNA 網羅解析を行った。
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