研究課題
基盤研究(C)
食道・頭頸部癌の発生、癌多発の分子機序を喫煙、飲酒の暴露に着目し明らかにすることを目的とし、研究を進めた。成果:1)喫煙・飲酒が惹起する正常食道粘膜のゲノム全体のメチル化低下が“発癌の場”を形成し、多発癌の発生に関与している。2)食道癌の若年発症(50歳未満)例では喫煙・飲酒への暴露が多量で、その結果、癌多発傾向を生じる可能性が高い。3)SIP1は上皮間葉移行を介して食道癌の進展に関与している。
消化器外科