研究課題/領域番号 |
15K10127
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(九州がんセンター臨床研究センター) |
研究代表者 |
河野 浩幸 独立行政法人国立病院機構(九州がんセンター臨床研究センター), その他部局等, その他 (70596668)
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研究分担者 |
江頭 明典 独立行政法人国立病院機構九州医療センター(臨床研究センター), その他部局等, その他 (00419524)
藤 也寸志 独立行政法人国立病院機構(九州がんセンター臨床研究センター), その他部局等, その他 (20217459)
森田 勝 独立行政法人国立病院機構(九州がんセンター臨床研究センター), その他部局等, その他 (30294937)
沖 英次 九州大学, 大学病院, 講師 (70380392)
佐伯 浩司 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80325448)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 食道癌 / 染色体不安定性 / LINE-1 / FANCJ |
研究実績の概要 |
ゲノム全体のメチル化が低下すると染色体不安定性が生じることが我々の研究で明らかにされているが、種々の遺伝子異常も確認されている。 FANCJはファンコニ貧血の原因遺伝子であり、その欠損はミスマッチ修復経路に異常をきたすとされている。 今回我々は術前無治療の食道癌135例を対象にしてFANCJの免疫染色を行い、発現量と臨床病理学的因子との関連を検討した。結果は、癌部でFANCJ発現は有意に亢進しており、FANCJ高発現の症例ではリンパ節転移症例が有意に多く、進行癌の割合が高かった。ただし、予後には関連しなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通りに進展しています。
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今後の研究の推進方策 |
FANCJの発現レベルとLINE-1メチル化との関連を検討していきます。 また、p21-activated kinaseの発現についても免疫染色にて確認する予定です。
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