大腸癌のLiquid biopsyとして血中循環腫瘍細胞 (CTC)、血漿エクソソーム内包microRNA、血漿cell free DNAのバイオマーカーとしての有用性を検討した。CTC、microRNAおよびcell-free DNAは、癌の再発および予後予測マーカーとして有用であった。CTCを次世代シークエンスで解析したところ、再発例のCTCに新たな遺伝子変異が確認された。microRNA-21とmicroRNA-Xは大腸癌の早期診断マーカーとして優れていた。cell free DNAの遺伝子変異はRECISTの結果と関連し、治療効果モニタリングマーカーとして有用であることが確認された。
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