研究成果の概要 |
116例の大腸癌サンプルについて発現データ及びDNAメチル化についての統合解析を行った。まず、発現データでは大腸癌患者は3つのクラスター(Cluster-1, -2, -3)に分類され、5年生存率はそれぞれ74.8%、29.2%、29.4%であった。次にDNAメチル化状態により各クラスターは二つのサブグループに分類され、特にCluster-1Hの5年生存率(36.8%)はCluster-1L(96.1%)と比較して有意に予後不良であった。さらに発現データとメチル化状態によるネットワーク解析によりPTX3 がCluster-1Hにおいて強くメチル化されていることが示された。
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