血液中のmiRNAがFAPのバイオマーカーとなるか検討した。大腸全摘前FAP患者5名と健常者3名のmiRNAを次世代シークエンサーで解析した。FAP患者で変化しているmiRNAとして、miR143-5p(7.6倍)、miR143-3p(6.2倍)mir96-5p (10.9倍)、 mir183-5p (2.9倍)、mir885-5p(8分の1)が抽出された。Validationとしてmir-143の定量的PCRを行ったがNGSを行った3例では0.76倍~1.9倍と差は小さかった。大腸全摘前では増加傾向であったが、大腸全摘後の患者では減少しており、大腸腺腫との関係が示唆される結果であった。
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