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2018 年度 研究成果報告書

肝虚血再灌流障害におけるGalectin-9の役割の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 15K10177
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関公益財団法人田附興風会

研究代表者

内田 洋一朗  公益財団法人田附興風会, 医学研究所 第1研究部, 主任研究員 (30597745)

研究分担者 岡島 英明  京都大学, 医学研究科, 准教授 (20308604)
研究協力者 平尾 浩史  公益財団法人 田附興風会, 医学研究所 第1研究部, 研究員
渡邊 武  公益財団法人 田附興風会, 医学研究所 第1研究部, 研究員 (40028684)
山内 清明  公益財団法人 田附興風会, 医学研究所 第1研究部, 研究主幹 (00291427)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードGalectin-9 / 肝虚血再灌流障害 / クッパー細胞 / TIM-3
研究成果の概要

Galectin-9は、好酸球の遊走因子として発見されたレクチンタンパクであり、check point分子の一つであるT-cell Immunoglobulin Mucin-3 (TIM-3)のligandである。CD4陽性T細胞の抑制効果や制御性T細胞の誘導などの作用がある。我々は、Galectin-9が肝虚血再灌流障害(Ischemia and Reperfusion Injury: IRI)に対して保護的に働き、再灌流後の肝障害を有意に抑制する事を国際学会誌(Liver Transplantation)に報告した。

自由記述の分野

消化器外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

肝虚血再灌流障害(IRI)は、肝臓外科領域における肝切除や肝移植の際に生じる回避できない事象であり、この予防・軽減はいまだ重要な課題である。様々な薬剤による研究がなされているが、いまだ決定的な治療薬は存在していない。Galectin-9はチェックポイント分子であるT-cell Immunoglobulin Mucin-3 (TIM-3) 分子のligandであるが、TIM-3の作用は多様性である。今回我々は、肝IRIにおいてGalectin-9が保護的に働くことを解明した。IRI予防の治療薬開発という目的に加え、TIM-3分子の機能解明に迫ることができれば、その社会的意義は大きいと考えている。

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公開日: 2020-03-30  

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