| 研究課題/領域番号 |
15K10204
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| 研究機関 | 東北大学 |
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研究代表者 |
藤原 英記 東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (20747117)
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| 研究分担者 |
齋木 佳克 東北大学, 医学系研究科, 教授 (50372298)
秋山 正年 東北大学, 大学病院, 講師 (80526450)
河津 聡 東北大学, 大学病院, 助教 (80633685)
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| 研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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| キーワード | 後天性フォンウィルブランド症候群 / 植込型補助人工心臓 / 消化管出血 |
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| 研究実績の概要 |
本研究において、まず後天性フォンウィルブランド症候群の血液学的重症度検査法を確立した。これを用いて、当施設における植込型補助人工心臓術後患者41人について検査を行い、後天性フォンウィルブランド症候群の血液学的な重症度と消化管出血の関連を明らかにすると共に、出血リスクとなり得ることを示した。以上を論文としてまとめ、European Journal of Cardio-Thoracic Surgeryに投稿、採択された。まもなく出版される予定である。
また本研究のもう一つの目的は、フォンウィルブランド因子の脆弱性には個体差が存在する、という仮定の下に後天性フォンウィルブランド症候群の血液学的重症度を予測する方法を開発、実践することであった。産業技術総合研究所と東京工業大学と共同で血液に対するせん断負荷装置を新規に開発し、これと前述の後天性フォンウィルブランド症候群の血液学的重症度検査法を組み合わせることで、後天性フォンウィルブランド症候群の血液学的重症度を予測する方法を確立し、こちらは2017年9月に特許出願を行った(特願2017-186730)。さらにこの予測法を用いて、ヒト血液サンプル20検体について実験を行い、フォンウィルブランド因子の脆弱性には個体差について明らかにした。その研究成果を2018年4月末日のAmerican Association for Thoracic Surgeryの学会で発表予定である。
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