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2018 年度 実績報告書

再生血管リモデリング異常のmicroRNA診断および治療手段の確立

研究課題

研究課題/領域番号 15K10228
研究機関横浜市立大学

研究代表者

内藤 祐次  横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (60328466)

研究分担者 磯 達也  群馬大学, 大学院医学系研究科, 研究員 (10400756) [辞退]
黒部 裕嗣  徳島大学, 病院, 特任講師 (30380083)
粕谷 健一  群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (60301751) [辞退]
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード再生血管
研究実績の概要

本年度は,昨年度より採用した圧力印加による組織工学を用いた再生血管の品質向上に寄与する因子(細胞源,培養方法,移植後の条件)を検証してゆく方針であった.
筋芽細胞に周期的圧力印加を行い、15層の筋芽細胞シートを安定して作製できた.筋芽細胞シートは約4倍の伸縮性があった。HE染色で厚み約200μmの細胞シート内の筋芽細胞が生存していることを確認した.コラーゲン産生を促進させるためにアスコルビン酸を添加する条件を検討し、積層完了後に2週間添加した際に最も張力が高くなることがわかった.この培養条件を用いると、筋芽細胞シートでは、65 mmHg-200 mmHg, 0.002Hzの周期的加圧条件で、正常肺動脈圧に耐えうる強度(250 mmHg)以上を達成できた.また、圧力印加による細胞の変化を捉えるためにRNAseq解析を行った。細胞重層に重要なフィブロネクチンと細胞表面のインテグリンに結合し、フィブロネクチンの安定化に関与する分子であるAngiopoietin-like 4の発現量が圧力負荷によって増加することを見出した.Angiopoietin-like 4は圧力印加に対する細胞応答の一端を担っている可能性が示唆された.

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公開日: 2019-12-27  

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