体外循環を用いた心臓手術にて、人工心肺開始早期に人工心肺回路からヘモネティクス社製コンポーネントコレクションシステムL/N9000を使用して自己血小板製剤の作成を行い、プロタミン中和終了後に返血し、血小板数および血小板凝集能の変化について検討した。手術開始時、人工心肺終了後プロタミン中和後、および自己血小板返血後の3地点で採血を行い、血小板数および血小板凝集能の検討を行った。人工心肺回路から有効な血小板凝集能を持った自己血小板を採取することができ、それを返血することによって血小板数および血小板凝集能が改善することが確認された。
|