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2017 年度 研究成果報告書

肺腺がん術後再発と化学療法応答性に関わる因子の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 15K10275
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 呼吸器外科学
研究機関福島県立医科大学 (2016-2017)
国立研究開発法人国立がん研究センター (2015)

研究代表者

齋藤 元伸  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (90611749)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード肺腺癌 / ドライバー遺伝子 / 遺伝子融合
研究成果の概要

肺腺癌の多層的解析を行い、融合遺伝子陽性癌はがん関連遺伝子変異や他の遺伝子変異の頻度が低く、融合遺伝子自体で癌が発生していることが示された。また、ドライバー遺伝子変異陰性肺腺癌はがん関連遺伝子変異などの極端な変異の蓄積が認められた。次に、各ドライバー遺伝子の割合を日本と欧米で比較した。日本においてはEGFR変異陽性癌が最多だが、欧米ではKRAS変異陽性癌が最多で、次いでEGFR変異陽性癌が多かった。KRAS変異に対する特異的な阻害剤は開発途中であるため、欧米においては個別化医療の適応にならない例が多いことが示唆された。以上より、ドライバー遺伝子の同定が治療に有益な結果をもたらすことが示された。

自由記述の分野

ゲノム生物学

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公開日: 2019-03-29  

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