1)脂肪細胞由来幹細胞(ACSC)を使用し、脳虚血ラットの脳梗塞を治療した。ACSCを動脈注射により投与した。結果:脳梗塞ラットの死亡率はPBS投与の対照群に対してACSC投与群では低く、生き残った脳梗塞ラットの梗塞領域面積もACSC投与群で有意差に減少していた。神経機能評価ではACSC投与群で有意に神経機能が改善しおり、組織学的には脳梗塞領域にACSCが生存していることが確認された。 2)頭蓋内へサイトカインを持続的に投与するDrug Delivery Systemを開発した。脳表面に置いたバーホールボタンにサイトカインを担持させ、体内へ入れると、サイトカインが徐放されることが確認された。
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