研究課題/領域番号 |
15K10318
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 聖隷クリストファー大学 |
研究代表者 |
田中 篤太郎 聖隷クリストファー大学, 看護学研究科, 臨床教授 (90283366)
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研究分担者 |
仲野 和彦 大阪大学, 歯学研究科, 教授 (00379083)
濱崎 俊光 大阪大学, 国際医工情報センター, 招へい教授 (40379243)
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研究協力者 |
梅村 和夫
外村 和也
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | bacterial infection / cerebrovascular disease / stroke / risk factors / intracranial aneurysm / aneurysmal rupture |
研究成果の概要 |
脳動脈瘤症例のだ液検体の収集は2018年6月、調査票の記入漏れの調査は2019年5月に終了。1080検体が集積されプロトコールに合致する1010例を解析対象とした。未破裂脳動脈瘤未手術433,未破裂脳動脈瘤術後107,破裂脳動脈瘤術前急性期256,破裂脳動脈瘤術後慢性期214例であり、今後解析予定である。 菌の簡易検出法に関しては、これまでの選択的培地に生育したS. mutansをPCRにかけたが今回ははcnm陽性S. mutansのモノクローナル抗体を作製し、Elisa法などを用いた検出法を試みた。しかしこの方法ではだ液の菌量が少ないため検出できなかった。現在はマイクロビーズ法を検討している
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自由記述の分野 |
脳卒中
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで出血性脳卒中のリスクファクターとして報告された細菌はなかった。口腔内常在細菌であるS.mutansの一部は血小板凝集を抑制するCnm蛋白を有し実験的にはmatrix metalloproteinase-9を活性化し血管壁のcollagenを融解する。この菌が脳動脈瘤破裂のリスクファクターであることが証明され、またその簡易同定法が確立されれば、未破裂脳動脈瘤の患者さんの破裂を未然に防ぐための新たな治療法につながる可能性がある。
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