脳出血(脳微小出血も含む)の主病理には脳アミロイド血管症(cerebral amyloid angiopathy: CAA) とその他(主に高血圧性細動脈障害)がある。我々は、健常人においてCAA関連CMBsの頻度は西洋人と東アジア人で同等、その他(高血圧性)は2.8倍多いことを示した. 脳出血患者では、CAA関連脳出血の有病率(/100,000 year-person)は西洋人と東アジア人で同等で(11.0 vs. 10.3),高血圧性脳出血性は西洋人に比べ,東洋人で有意に高かった(13.2 vs 41.5). CAA診断のためのボストン基準は日本人でも使用できた。
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