研究成果の概要 |
グリオーマ患者の脳脊髄液に対して、Maxwell rapid sample concentrator システムを用いて腫瘍由来のcirculating cell free (ccf) DNAを抽出した。その結果、1mlの脳脊髄液から50ng以上のccfDNAが得られることが判明した。そして、このDNAを鋳型として、real-time PCR/高解像能融解曲線分析法でIDH1, H3F3A, BRAF遺伝子の点突然変異のスクリーニングが可能であり、Sanger DNA シークエンス法での変異の同定が確認できた。また、MGMT遺伝子プロモーターメチル化の定量的解析も可能であることがわかった。
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