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2015 年度 実施状況報告書

脊椎退行性疾患の症状発現に関する探索的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K10412
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

大谷 晃司  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (50285029)

研究分担者 関口 美穂  福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (00381400)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード腰部脊柱管狭窄 / 縦断研究
研究実績の概要

加齢とともに脊椎の変性変化は生じてくるが、この加齢による変性変化が、必ずしも症状発現に結びつくわけではない。本研究の目的は、一般住民に対する長期の追跡調査により、1)腰痛や腰部脊柱管狭窄症,頚部痛・肩こりや頚部脊髄症の症状発現因子を明らかにすること、2)加齢に伴う脊椎疾患の症状発現因子を有する住民を効率よく抽出する方法を確立すること、3)加齢に伴う脊椎疾患の症状発現予防の介入プログラムをつくること、である。そして、4)将来の介入研究としてのランダム化研究に発展させること、である。
上記の目的のうち、平成27年度は、平成16年に腰椎MRIを撮像し、平成26年に腰部脊柱管狭窄に関するアンケート調査ができた289名に対して、平成27年度にMRI撮像を呼びかけた。アンケートでは、以下の項目が調査できた。
1)腰部脊柱管狭窄の症状の有無:東北腰部脊柱管狭窄研究会で作成した腰部脊柱管狭窄診断用質問表(version 1.0)を使用 2)健康関連QOL:SF-36(version 2.0) 3)腰痛関連QOL:Roland-Morris disability 質問票日本語版 4)運動習慣 5)家庭環境:同居者の有無、近所つきあいの程度、など 6)職業歴 7)現在治療中の疾患と治療歴
平成27年度では、アンケート調査ができた289名中186名について、レントゲン写真とMRIを撮像することができた。現在、画像データの解析中である。また、特定健診データとの照合中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定通り、平成16年度にMRIを撮像できた住民で、平成26年に腰部脊柱管狭窄に関するアンケート調査ができた289名に対して、平成27年度にMRIを撮像することができた。しかし、経過観察できたのは、186名であり、当初予想していた人数よりは少なかった。

今後の研究の推進方策

平成28年度は、平成17年に頚椎MRIを撮像し、平成27年に頚部症状に関するアンケート調査をおこなえた住民に対して、頚椎MRIを撮像する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] The change of Dural Sac Cross-Sectional Area with symptomatic Lumbar Spinal Stenosis2016

    • 著者名/発表者名
      Igari T, Otani K, Sekiguchi M, Seki S, Tominaga R, Kobayashi Y, Kameda T, Kaneuchi Y, Sato R, Konno S
    • 学会等名
      46th annual meeting of The International Society for the Study of the Lumbar Spine
    • 発表場所
      Singapole
    • 年月日
      2016-05-16 – 2016-05-20
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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