研究成果の概要 |
in vitroでは、骨肉腫細胞におけるCD81を抑制することで細胞増殖や細胞移動、浸潤を抑制することが可能であった。さらにそのメカニズムとしてErk,JNK,p38およびAktのタンパク質を評価すると,CD81を抑制した骨肉腫では明らかなErkとAktのリン酸化を抑制していた。また,細胞浸潤に関与するMMP2, MMP9,MT1-MMPの遺伝子発現を評価したところ、CD81を抑制した細胞ではそれらの発現が抑制していた。 in vivoでは,ヌードマウスを用いて腫瘍形成モデルと転移モデルを作製した。CD81をknock outした群で腫瘍形成や転移は有意に少なかった。
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