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2018 年度 研究成果報告書

アデノシン三リン酸代謝を用いた変形性膝関節症の新徐放性注射薬の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 15K10474
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 整形外科学
研究機関島根大学

研究代表者

熊橋 伸之  島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (00457178)

研究分担者 内尾 祐司  島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (20223547)
桑田 卓  島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (80509000)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードアデノシン三リン酸 / 軟骨 / 滑膜
研究成果の概要

膝痛のため関節鏡視下手術を行った患者26名の関節液中のATP濃度は、半月板損傷群、軟骨損傷群、半月板損傷を伴った軟骨損傷群は、損傷なし群より有意に高値であった。また半月板損傷を伴った軟骨損傷群は、半月板損傷群、軟骨損傷群よりも有意に高値であった。

自由記述の分野

軟骨領域

研究成果の学術的意義や社会的意義

変形性膝関節症における疼痛の原因は様々であり、明らかな原因は同定されていなかった。本研究で、膝痛のある患者の膝関節液中のアデノシン三燐酸(ATP)濃度の上昇源の同定を、手術の際に関節鏡視下に各構造物(靭帯、軟骨、半月板)の損傷を確認することで検証した。その結果、主に軟骨組織と半月板組織の損傷している患者で、損傷のない患者と比較し有意に上昇していた。以上から疼痛の原因である膝関節液中のATPは軟骨組織、半月板組織から放出されている可能性がある。

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公開日: 2020-03-30   更新日: 2024-01-30  

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