研究成果の概要 |
ステロイド関連骨壊死患者から採取した骨髄にはmiR-31, miR-34a, miR-146, miR-210, miR-218が高発現していた。同定された各miRNAを添加した骨分化誘導培地を用いた骨髄細胞培養では、いずれもcollagen type 1A1の高発現を認め、miR-34a以外のmiRNAではRunx 2の高発現も認めた。また、各miRNAをラット偽関節モデルに投与し、micro CTを用いたX線学的評価により、骨形成能を促進させることが示唆された。適切なmiRNAの導入により移植細胞自身および分泌するmiRNAなどの因子も加わり、骨修復の促進効果が得られる可能性が示唆された。
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