閉経によるエストロゲン欠乏は骨粗鬆症発症の最も大きなリスクの1つであることはよく知られている。我々は、破骨細胞のHIF1αが閉経後骨粗鬆症の治療標的であることを明らかにしていた。今回我々は、閉経後骨粗鬆症治療薬として使用されるRaloxifene、Bazedoxifene, Tamoxifen、ED71のいずれもが、破骨細胞のHIF1αの抑制活性を有することを明らかにした。さらに、男性の性ホルモン欠乏性骨粗鬆症モデルにおいても、破骨細胞にHIF1αが発現すること、これらの薬剤のいずれもが男性の性ホルモン欠乏性骨粗鬆症モデルにおいても骨密度低下を抑制することを見出した。
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