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2017 年度 実績報告書

吸入麻酔薬曝露後の記憶学習能に関するメカニズムの網羅的解析

研究課題

研究課題/領域番号 15K10517
研究機関横浜市立大学

研究代表者

伊奈川 岳  横浜市立大学, 医学研究科, 客員准教授 (60336584)

研究分担者 後藤 隆久  横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (00256075)
内本 一宏  横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 助教 (50710951)
宮崎 智之  横浜市立大学, 医学部, 准教授 (30580724)
水原 敬洋  横浜市立大学, 附属病院, 講師 (00637712)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード術後神経認知機能障害
研究実績の概要

デスフルラン2時間群(初年度作成したデスフルラン曝露モデルを使用)において,対照群と比較し,1.2 MACのデスフルランで麻酔1日後に行動学的検討で成績低下すること,また電気生理学的検討でLTPが抑制されること,を前年度までに認めた.そのため,1.2 MACのデスフルラン麻酔1日後のAMPA受容体GluR1サブユニットを,イムノブロッティングを用いて定量することとした.デスフルラン群と対照群それぞれの半数を抑制性回避(IA)試験の施行群,半数をIA施行しない群としてGluR1の動向を検証した.その結果,対照群ではIA試験によってGluR1が有意に上昇したが,デスフルラン群ではIA試験によってGluR1は上昇しなかった.IA試験によりGluR1は有意に上昇することが知られており,1.2 MACのデスフルランを曝露されることにより,AMPA受容体のシナプス後膜表面への挿入が何らかの形で抑制されていると考えられた.
また,セボフルラン2時間群(昨年度作成したセボフルラン曝露モデルを使用)を用いて,セボフルラン群および対照群における麻酔1日,3日,7日後の電気生理学的検討を昨年度に引き続き行った.行動学的検討同様,対照群と比較し,明らかな有意差は認めなかった.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Effects of desflurane exposure on hippocampal learning2017

    • 著者名/発表者名
      Asakura A, Uchimoto K, Inagawa G, Goto T
    • 学会等名
      Euroanaesthesia 2017
    • 国際学会
  • [学会発表] デスフルラン曝露が海馬記憶学習に与える影響2017

    • 著者名/発表者名
      朝倉彩子,内本一宏,伊奈川岳,後藤隆久
    • 学会等名
      日本麻酔科学会第64回学術集会

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公開日: 2019-12-27  

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