研究課題/領域番号 |
15K10532
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
門井 雄司 群馬大学, 医学部附属病院, 准教授 (10292591)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 敗血症 / 神経障害 / 高血糖 |
研究実績の概要 |
Wistar系Rat(250-300g)を用いてpentobarbital麻酔下に、盲腸穿孔モデルを作成する。気管切開を行い人工呼吸器に装置してセボフルラン1MACで維持する。持続的血圧の測定と採血のために頚動脈、輸液用に尾静脈にそれぞれPE50カテーテルを挿入する。体温と呼気炭酸ガスを一定に保つ。脳固定器具を利用して大脳を固定し、ドリルを利用して大脳皮質を露出させた。 赤外線顕微鏡下に直接細胞の形態を観察しながら、CA1領域の錐体細胞からホールセルパッチを行う。また錐体細胞は層上に多くの細胞が集まってくるために、この記録は実体顕微鏡を使って盲目的にア膜電位固定下に興奮性シナプス後電流、膜電位固定下に自発性・刺激性誘発性の電圧測定をして海馬CA1領域の錐体細胞ニューロンの膜の電気生理学的性質を測定を行った。CA3-CA1シナプスでのlong-term potential (LTP)の誘導を細胞外記録法を用いて興奮性シナプス電圧(field EPSP)を記録する。0.1 Hzのテスト刺激に対する反応を調べてその振幅(あるいは傾き)の変化率を経時的に測定するが、この間に条件刺激(100 Hz)を行うと、その後は持続的にシナプス電位の振幅が長時間にわたって上昇する予定である。 敗血症の進行状況を、血行動態を観察しながらin vivoパッチクランプ法を用いた大脳皮質神経細胞内の神経細胞活動を観察している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
パッチクランプ法を用いた大脳皮質神経細胞内の神経細胞活動をうまく測定できない。受験手技自体の問題、もしくは敗血症モデルの血行動態変動がそれほど大きくないので神経活動に変化が無いのか検討中である。
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今後の研究の推進方策 |
今後は神経活動電位がうまく測定できない場合には解剖学的アプローチによる形態変化の観察のみ実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
神経活動記録がうまく測定できていない。そのため実験が次の段階に進まない状況である。
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次年度使用額の使用計画 |
今後は神経活動電位がうまく測定できない場合には解剖学的アプローチによる形態変化の観察のみ実施する。染色による形態変化を観察する。
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