研究課題
1)麻酔後回復の検討単回超音波ガイド下腸骨筋膜下ブロックの従来法(鼠径部アプローチ,FIB)と新しい手技(鼠径上アプローチ, FIB-SI)で3 in 1 block(大腿神経,閉鎖神経,外側大腿皮神経の3神経とも遮断)成功率の違いについて,人工股関節/膝関節置換術患者を対象として検討した。3 in 1 block成功率はFIB-SI(n=26,73%)はFIB(n=30,37%)よりも高かった。人工股関節置換術患者を対象として,FIB-SI(n=20)とFIB(n=24)の術後痛強度と術後大腿四頭筋力回復(徒手筋力テスト)を比較した。両群間に手術当日と翌日の術後痛強度に差がなかったが,FIB-SIのほうが術中術後の鎮痛薬(フェンタニル)使用量が少なかった。手術当日では,FIB-SIのほうがFIBよりも大腿四頭筋力を低下させたが,手術翌日ではその差がなかった。支持立位所用日数にも差がなかった。2)鎮静度(痛み度)指標ならびに薬剤投与自動制御システムの検討全静脈麻酔(プロポフォール,レミフェンタニル,ロクロニウム)を受けた患者(n=11)を対象として,TOFcuff測定値(TOF数,PTC値)とロクロニウム効果部位濃度(PKモデルより計算)との関係について検討した。TOF数とPTCの変化については変化の大きさをTOF数: PTC値=1:0.38とし,PTC=0とTOF数=-0.38が等しいとした場合に最も効果部位濃度と指標変化の誤差が小さかった。推定二乗誤差は,MagorianおよびSzenohradskyモデルがWierda,AlvarezやCooperのモデルよりも小さい傾向であった。
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