今後の研究の推進方策 |
東京大学医学部附属病院において根治的膀胱全摘術を実施した膀胱癌患者240名・腎盂尿管癌に対して腎尿管全摘術を実施した171名の患者の臨床検体を用いて、摘出組織のホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)を用い、浸潤胞巣の中心部と先進部などの特徴的な部位を選択して薄切スライドを作成し、IHCをおこなう。CD3, CD4, CD8, CD45RO, CD57(NK cell), CD123(dendritic cell),CD66b(neutrophil), CD163/CD204(tumor-associated macrophage), FOXP3,PD-1.などの発現を解析する。 膀胱がんの次世代シーケンサー解析から腫瘍特異的体細胞変異の同定、さらに患者のHLAに合わせてネオアンチゲンを同定し、バイオマーカーとしての意義を検討する。
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