研究課題
基盤研究(C)
GGCT(γ-グルタミルシクロトランスフェラーゼ)は癌進行に関わるタンパク質として知られている.当該研究では癌増殖におけるGGCTの機能を阻害する低分子化合物の開発を計画した.われわれが設計した40種の化合物のうちでGA(N-グルタリル-L-アラニン)が最も高いGGCT阻害効率を示した.しかしながら,GAは細胞膜透過性が低かったため,透過性を高める目的でジエステル化したpro-GAを作製した.Pro-GAは、MCF7細胞、PC3細胞およびHL-60白血病細胞における細胞増殖阻害を示した。 Pro-GAの腹腔内投与はMCF7およびPC3移植マウスにおいて腫瘍増殖阻害を示した。
泌尿器腫瘍